じんましん(蕁麻疹)
じんましんとは
じんましんとは突然虫に刺されたかのように皮膚が赤みがかり、かゆみや熱さを感じる皮膚の病気です。長引くことはそこまでなく、24時間以内に治まることが大半です。約4~5人にひとりは当症状を持っており、またたとえ発症しても人から人へは感染するおそれはありません。そして、じんましんにはアレルギー性や温熱・寒冷性、機械性などの数多くの種類があります。
じんましんの症状
じんましんの症状としては、虫に刺された後のように皮膚が赤く膨れ上がり(膨疹)、それに伴い強烈なかゆみと皮膚が焼けるような熱さを引き起こします。じんましんを発症する箇所は決まってなく、身体全身どこでも発症するおそれがあります。また、発症するタイミングについても人それぞれです。多いタイミングとしては食事をした後や、夕方~夜にかけてあげられます。なぜ夕方~夜に発症するケースが多いのかというと、お風呂に入り就寝するという一連の行為の中で短時間に皮膚が温冷を感じることによるストレスで発症するためです。
じんましんの原因
じんましんの原因は、体内で生成されるじんましんを引き起こす物質である「ヒスタミン」が多量に放出されることです。このヒスタミンが多量に放出される理由には、特定がしやすいアレルギー性の原因と直接的な原因がはっきりしない非アレルギー性のものがあります。
アレルギー性の原因
食べ物 | 卵、乳製品、肉類、魚介類(青魚、エビなど)、穀物(小麦、蕎麦など) |
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植物 | イラクサ、サクラソウ、ハゼノキ |
虫 | ダニ、ノミ、シラミ、ハチ |
薬剤 | 抗生物質 |
非アレルギー性の原因
物理的刺激要因 | 衣服の摩擦による刺激、腕時計やベルトの圧迫による刺激、寒暖差による肌への刺激、直射日光による刺激 |
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身体的要因 | ストレス、風邪等 |
運動的要因 | 汗をかくことによる肌への刺激 |
薬剤 | 抗生物質 |